病院の先生には「特に異常はみられません。更年期障害とは上手に付き合っていくしかありません」という診断結果に、「この先生にわたしの気持ちなんかわかるはずない!」なんていう気持ちさえ芽生えてきたのだとか。先生を恨んでみても何も改善しないのが現実で。そんな気持ちは内に秘めていたものの、イライラや倦怠感などうつっぽい状態であることは伝え、かなりたくさんの薬を処方されていました。わたしも実際その薬の量を目の当たりにし、その多さに驚がくしたのを覚えています。
「こんな状態ではこの薬の量も仕方ないのかなぁ…、でも、副作用とか、大丈夫なの?」そんな不安でいっぱいでした。
母は普通に座っていると、以前までの母と変わらず一見元気そうに見えます。でも本人がつらがっているのは分かっていましたから、そんなこと口が裂けても言えません。
また、とにかく外出するのが億劫で億劫で、頑張って出掛けたとしても人に会って話をしなければならないのが嫌だった様子。母はますます家にこもるようになり、毎日の買い物でさえ一切出掛けなくなってしまいました。家の中は荒れ放題、掃除もほとんどしていませんでした。
幸いわたしは母の住む実家から車で30分ほどの場所に住んでいましたから、一人暮らしをしている母を心配しつつも、毎日家事の合間をみて実家に通っては、実家の掃除や食事の用意などをしていました。
しかし、そんな生活はわたしにとってもだんだんと苦痛になってきました。
「なんとか母が日常生活だけでも普通に送れるようにならないものか」、そう悩んで、まずはネットを使っていろいろと調べてみることにしたのです。